「LUSHチャリティバンク」助成 (締切 6/30)
ラッシュは自然環境の保護活動、動物の権利擁護活動、人権擁護/人道支援/復興支援活動のような分野で活動する小規模な草の根団体を支援しています。
下記は選考結果に影響する重要な項目になりますので、申請前に必ず全項目をご一読いただいた上でご応募ください。
<助成対象団体>
1)小規模な草の根活動を行っている団体
小規模な活動団体は、資金難の中で、より良い社会へと変えていくために効果的な活動に取り組み続けている場合があります。私たちはそういった小規模な草の根活動が今後も活動を続けていけるよう応援したいと考えています。ラッシュが考える「小規模な活動団体」の規模は、年間予算 3,500 万円以下が目安ですが、実際に支援している団体はこれよりさらに小規模で、有給スタッフがいない団体も多くいます。多くのサポーターや企業スポンサーがいらっしゃる場合、政府の助成金が付いている場合は、審査においてプライオリティが下がる可能性があります。
2)他の企業や助成団体からの助成金や寄付が集まりにくい団体
医療関連、社会福祉、宗教、子ども支援、軍事関連などの活動は比較的資金が集まりやすい傾 向にあります。私たちは助成や寄付金が集まりにくい団体や、政府からの補助金を受けにくい団体を選ぶことで、その格差を埋めたいと考えています。社会のメインストリーム(主流)となる意見 に挑み、より良い社会を創る活動に取り組んでいる団体を優先しています。
3)より良い社会を目指して変革するために問題の根本を見極め、その解決に取り組む努力をしている団体
ラッシュは、キャンペーン活動をする企業として、社会を変革するためには個人の意識や行動を変革することがとても重要であると考えます。そのための啓蒙、教育、キャンペーン活動などは効果 があると考えています。例えば、貧困で苦しむアフリカの人々へ食糧を送るだけではなく、野菜や果物の育て方を教え、売る方法を教えるプロジェクトなどの方が問題の根本を解決しようと取り組んでいるプロジェクトであると判断致します。それと同時に、物事の根本を見極めその解決の取り組みを行うとともに、代替案を支援することも重要であると考え、社会課題に対して実現可能、持続可能かつ公正な解決策を実施するプロジェクト(動物シェルターや難民支援、相談所など)も支援の対象としています。
4)波及効果があるプロジェクトを行っている団体
そのプロジェクトの背景にある課題を社会に広く知らせることでどんな効果があるのか、またそのプ ロジェクトを実施することでより多くの人に利益が生まれるのかを考慮し、審査します。基本的には受益者が個人、少数の人達に限るプロジェクトは支援しませんが、その活動を多くの人に知ってもらうことで得られる効果が大きなものであれば支援する可能性があります。
5)非暴力で直接的なアクションを行う団体
私たちは、社会変革を起こすには、デモ、抗議活動、非暴力介入など、非暴力で直接的なアクションが重要だと考えています。それ以外の社会変革を起こすための活動も、非暴力で直接的なアクションを行う団体であれば支援します。他人に危害を加えたり、脅迫したり 違法行為につながる可能性のある活動は支援の対象と致しません。
社会課題に対して声を上げる活動と同時に、ポジティブな代替案をサポートすることも大切だと考えています。社会課題に対して実行可能で公平かつ持続可能な解決策も支援しています。
<活動指針>
ラッシュが持つ信念と相容れる団体やプロジェクト・活動を優先させて頂きます。
活動の重要な指針を下記に記載致します。
1)動物について
ラッシュのイベントやミーティングで摂る食事は全てベジタリアン(菜食主義)やヴィーガン(絶対菜食主義)で行っています。これに伴い、食事に動物性のものが含まれている場合の食費や、動物産業のプロジェクトは支援できません。私たちは、環境や他の動物保護を目的とした動物殺処分や、野生動物の捕獲、野生動物を保護し人工的に繁殖させることに反対しています。動物が怪我をしたために野生に還ることができず、 一時的に保護する場合はこの例外とします。動物保護区の場合も、保護動物を処分しないポリシーを持つところのみを対象とします。また、動物が他の国に移動させられるような帰還プロジェクト は助成対象外となります。
2)紙の使用について
ラッシュでは、基本的に印刷物は100%再生紙、もしくは環境に配慮した持続可能な方法で供給された紙を使用しています。そのため、パンフレットやリーフレット等の印刷が支援申請対象となる場合は、同様の場合のみを対象とします。ただ、世界には再生紙が入手しづらい国や地域もあるため、ケースごとに事情を踏まえ判断させて頂きます。
3)フライト使用について
ラッシュでは、フライト(飛行機)の使用を最小限にする努力をしています。国内線、特に本州内の移動に際しては国内線を使用しません。このことからも、絶対的に必要とされるフライトでない限り、助成しにくい傾向にあります。フライトに代わる旅費の申請は対象となります。
4)気候変動戦略について
ラッシュでは、炭素取引、カーボンオフセット、クリーン開発メカニズム、森林減少・劣化からの温室効果ガス排出削減(REDD)など、市場ベースの気候変動戦略には支援しておりません。
5)海外での支援プロジェクト
海外での支援プロジェクトを申請される場合、プロジェクトに現地の団体や人々が関わっている場合のみを対象とします。また、Reference(推薦者・紹介先 詳細は下記「その他」をご参照ください)には、必ず現地で一緒に活動をする団体、できる限り国際NGO(INGO)を一件以上入れてください。該当プロジェクトの資金提供者はReferenceには該当しません。また、Referenceの方のメールアドレスとしては、GmailやYahooではなく団体の正式メールアドレスを記載してください。
現在、36ヵ国のラッシュでチャリティプログラムを実施しています。もし支援プロジェクト実施国にラッシュがある場合、その国に助成申請をすることもできます。各国の連絡先はこちらよりご確認ください。
<助成対象となりやすい申請>
団体の運営費や人件費よりも、キャンペーンやプロジェクトへの直接的費用 (但し、キャンペーンやプロジェクトを進めるための団体運営費の申請は可能)
目的や定義が明確なプロジェクト
予算に透明性のあるプロジェクト
他の企業や政府、助成団体からは助成金が得にくいと思われるプロジェクト
環境への配慮や責任を果たしている団体
有給スタッフがいる団体よりも、ボランティアで運営されている団体 (キャンペーン活動に関わる全ての方の給与を払うことはできませんし、支払われる人とそうでない人がいるのは不公平であること、また助成金が集まりにくいボランティアで運営されている団体をサポートすることを優先したいと考えています。有給スタッフがいる場合も申請は可能です)
<助成対象となりにくい申請>
申請内容があいまいで、活動内容や達成したいゴールが不明確な場合
予算が不適切、または説得力がない場合、予算を不必要に膨らませている場合
人件費のための申請で、プロジェクト費用のためではない場合
宗教的な場合
人権の不公正や動物虐待、環境破壊などの社会課題に対して挑戦するプロジェクトでは無い場合
他の企業や政府、助成団体から助成金が得やすい場合
営利目的の長編映画製作費の場合(短編映画制作費として申請される場合、非営利・社会を良くするためのものであること、また多くの人が観るための具体的計画も明記してください)
団体名義の銀行口座がない場合
<助成期間>
原則 1 年以内とします。
継続支援も可能です。その場合は、プロジェクト完了後(報告書提出後)に、再度申請をしてください。前回助成のプロジェクトの成功についても記載してください。
短期的なプロジェクト、長期的なプロジェクトのいずれも可能です。
※ 審査の都合上、次回締め切り日から 3ヶ月以降に開始するプロジェクトとしてください。緊急支援を要する場合は、別途ご相談ください。
<助成金額>
助成金額は10万円~200万円ですが、金額については「チャリティポット」の売り上げにより助成 財源が決定するため、変更の可能性があります。全予算が200万円を超えるプロジェクトの一部という形で申請して頂くことも可能ですが、ラッシュとしてはより小さなプロジェクトの支援をしたいと考えます。そして、より多くの活動に支援ができるよう、1 団体あたり100万円以下であるケースが多いです。
200万円を超えるプロジェクトの場合は、残りの資金調達計画も明記してください。
※ 以下のような団体、プロジェクトには原則として支援をしていません。
イベントや会議、シンポジウムの開催だけを目的とする団体 (実行委員会形式など)
基金やファンドレイジング活動 ・宗教団体、学校、自治体、学生による遠征、学術研究
飼育・実験・研究などにおいて動物実験を含む、または動物に残虐な行為をすることに関係する団体
暴力・侵害・抑圧などを推進、サポートする活動
他人の人権や信仰、人種を否定したり偏見を持つ活動
環境への配慮や責任を果たす十分な努力をしていない団体
個人で行っているプロジェクト(団体の法人格は問いませんが、株式会社、有限会社など営利を主目的とする組織は不可とさせて頂きます)
<応募方法>
● 3ヶ月に1度、以下の月末を応募締め切りとします。
※ 応募締め切り日:6月末日、9月末日、12月末日
● 申請フォームダウンロード 申請フォーム送付先 <charity@lush.co.jp>;
<助成決定までの流れ>
応募締め切り→書類選考→書類選考を通過した団体のみヒアリング→社内選考委員により最終決定→締め切りの翌々月末までにメールにて合否の連絡
※ 例:2月末締め切り→3月~4月書類選考および最終選考→4月末頃合否連絡
チャリティバンク助成金申請について
<助成決定後の必要提出物>
・覚書(ラッシュがフォーマットを作成いたします)
・活動写真、団体紹介文(お客様やスタッフへの情報開示を目的とし、ラッシュウェブサイトにチャリティパートナー団体として名前を掲載させて頂いていますが、問題がある場合はその旨お知らせください)
・助成金受け取り後、領収書
・プロジェクト終了後の活動報告書、会計報告書(活動終了後 1ヶ月以内提出)
申請書提出先: 申請書をお取り寄せいただき、記入をした上で、メールに添付して下記までお送り下さい。
<お問い合わせ先>
株式会社ラッシュジャパン チャリティバンク事務局
charity@lush.co.jp
※ 返信にはお時間をいただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
☆詳しくはこちらをご覧ください
https://jn.lush.com/article/charity-guidelines