【オンライン】 第5回イオン未来の環境フォーラム
「イオン未来の地球フォーラム」シリーズでは、地球の環境変化に伴って起きている自然と人間社会における問題について、最新の科学的知見をわかりやすく解説するとともに、それらの問題や現象が起こっている背景、解決すべき課題と方法について、参加者とともに考えます。第5回となる今回は、「ポストコロナの持続可能な未来」をテーマとしました。
新型コロナウイルス感染症が世界規模で拡大し、人々の健康や社会経済に計り知れない負の影響がもたらされています。そもそも人獣共通感染症がたびたび発生する背景には、人間が森林などの自然を破壊し、人間活動が野生生物の領域に近づきすぎたという問題があります。また、急速に進むグローバル化による人とモノの大移動がもたらす負の側面も明らかになってきました。また、コロナ禍でエネルギー使用量が急激に減少し、二酸化炭素排出量が大幅に削減されたことから、これを気候行動のための社会変革につなげようとする動きも始まっています。
一方で、長期にわたる在宅でのテレワークやテレスタディを余儀なくされた結果、ITを活用した新しい生活様式も生まれてきました。大学の講義や国際会議などもオンラインで行われるようになりました。こうしたライフスタイルの大変化を通じて、人々は物理的な距離を超えてつながり、より多様で国境を越えた交流も可能となりました。ウイズコロナ、ポストコロナの社会では、リアルな世界とバーチャルな世界を有機的に結びつけた新たな社会のあり方が模索されています。 本フォーラムでは、ポストコロナ社会を見据えて、それを持続可能な未来に結び付けていくための道筋を、講演者、パネリスト、参加者の皆さまとともに考えていきたいと思います。
[プログラム]
13:00-13:20 主催者挨拶
五神 真(東京大学 総長)
岡田 元也(公益財団法人イオン環境財団 副理事長 イオン株式会社 取締役兼代表執行役会長)
13:20-13:50 基調講演1
自然と人間の関係を問い直す
山極 壽一(京都大学 前総長)
13:50-14:20 基調講演2
よりよい未来に向かう復興
高村 ゆかり(東京大学未来ビジョン研究センター 教授)
14:20-14:50 基調講演3
実世界からサイバー空間へと人間活動の場をシフトさせたCOVID-19
喜連川 優(国立情報学研究所 所長)
14:50-15:05 休憩
15:05-16:50 パネルディスカッション
ポストコロナの持続可能な未来を語ろう
次世代を担う高校生も交え、参加者の皆さまと世代や立場を越えた情報・意見交換を行います。
モデレーター
梶川 裕矢(東京大学未来ビジョン研究センター 教授/東京工業大学環境・社会理工学院 教授)
パネリスト
山極 壽一
高村 ゆかり
喜連川 優
太田 裕子(神奈川県政策局 SDGs推進担当部長)
大塚 隆志(公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)
戦略マネージメントオフィス コミュニケーション・共創担当ディレクター)
春日 文子(フューチャー・アース国際事務局 日本ハブディレクター)
参加学校
渋谷教育学園幕張高等学校
三重県立四日市高等学校
山陽学園高等学校
16:50-17:00 まとめ・閉会挨拶
武内 和彦(東京大学未来ビジョン研究センター 特任教授/公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)理事長)
[共同主催]
公益財団法人イオン環境財団
東京大学未来ビジョン研究センター
フューチャー・アース
[後 援]
環境省/外務省/日本学術会議/国立環境研究所/
総合地球環境学研究所/地球環境戦略研究機関(IGES)/
フューチャー・アース日本委員会