第2回 日本山岳遺産基金 × ヴィブラムジャパン登山道整備プロジェクト助成を希望する団体募集(締切 3/31・4/30)
日本山岳遺産基金は、イタリアの靴底メーカー、ヴィブラム社の日本法人であるヴィブラムジャパンと協働して、2022年度も「日本山岳遺産基金×ヴィブラムジャパン登山道整備プロジェクト」を実施します。
本プロジェクトは、「ヴィブラムソール」として知られる高性能なラバーソールを提供し続けるヴィブラムジャパンが、日本での山岳環境保全活動の一環として、国内で登山道整備を行っている団体に助成金を拠出、当基金を通じて助成を希望する団体を募集・選考し、協働して支援していくというものです。
2021年度に本プロジェクトを初めて実施し、「北アルプス飛騨側登山道等維持連絡協議会(岐阜県高山市)」と「西川山岳会(山形県西川町)」の2団体に助成しました。ヴィブラムジャパンの担当者は、北アルプス飛騨側登山道等維持連絡会議の活動に同行し、実際に作業を見ることで登山道整備への助成の意義を再認識した、と話しています。
ヴィブラム社は、イタリアの登山家で起業家でもあったヴィターレ・ブラマーニによって1937年に創業され、登山靴用のゴム製アウトソールを世の中に浸透させました。同社は現在、サスティナビリティ(持続可能性)に基づく計画「ザ・サスティナブル・ウェイ」への挑戦を優先事項のひとつとし、登山道を守ることも大きな課題としています。そのため、2022年度も助成を行うことを決定しました。
日本の登山道は明確な管理者が決まっていない場合が多く、山小屋の従業員や地域のボランティアが善意で道を整備しているのが実情です。各地の登山道整備は喫緊の課題であるため、この助成金を登山道整備に役立てたいという団体からの応募をお待ちしています。
■第2回 日本山岳遺産基金×ヴィブラムジャパン登山道整備プロジェクト申請概要
支援対象となる団体:
日本国内の特定の山もしくは山岳エリアで登山道の整備・維持等の活動を継続的に行っている団体。法人格を有する団体。または、これと同程度に社会的な信頼を得ている任意団体、山小屋等。支援対象事業の実施状況および予算・決算などの財政状況について、当基金の求めに応じ適正な報告ができる団体。
助成金額:総額200万円
助成団体数:1~複数団体
助成対象となる活動費の用途:
登山道の整備に関わる経費(資材・物品購入費、輸送運搬費、広報費など)。2022年度の活動に使用するもの。
※2022年6月~10月ごろに活動の様子を取材いたします。
申請締切日:1次募集 2022年3月31日(木)、2次募集 2022年4月30日(土)
※消印有効。1次募集で規定数に達した場合、2次募集は行いません。
審査期間:2022年4月1日(金)~5月15日(日)
発表:2022年5月下旬(予定)
助成金の送金:2022年6月末日までにご指定の振込口座に振り込み。
申請方法:申請書をダウンロードし、必要事項を記入の上、メールもしく郵便で送付。
■申込・問合せ先
日本山岳遺産基金 事務局(株式会社山と溪谷社内)
TEL:03-6744-1900(代)
■ヴィブラム https://jp.vibram.com/
ヴィブラムジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表:眞田くみ子)。1937年、登山家であり起業家であったヴィターレ・ブラマーニによって創業。イタリアに本社をおき、アウトドアや安全靴、カジュアル、ファッション、リペアー、オーソペディック(義足)等に使用されるラバーをメインにしたソール等のプロダクトを提供しています。ハイクオリティかつハイパフォーマンスのプロダクトをアクティブな生活を送る人々に提供することをビジョンに、それらを何十年も変わることなく追求することをミッションとし、ソールを通じて多くの人々にこの世界の様々な場所を体験して頂けるよう、インスピレーションをもたらす革新的活動を続けています。