【釧路】シンポジウム「キタさんトーク~発見!氷河期の小さなサバイバー」

ポスター画像

1954年の発見当時からの長年の謎は「なぜ国内で釧路湿原だけにキタサンショウウオが棲んでいるのか?」でした。その後2017年に十勝の上士幌の生息地が見つかり、生態についても多くの興味深い知見が明らかになってきました。

また近年、釧路湿原の生息地では開発行為等による繁殖地消失が継続して見られ、本種を取り巻く環境は厳しさを増しています。このような背景から2020年には環境省レッドリストの改訂や2022年1月には種の保存法に基づく指定がなされ、これまで以上の積極的な保護の取り組みが求められています。

今回のシンポジウムでは、アジア地域のサンショウウオの生態や種多様性、保護対策に詳しい京都大学の 西川博士 をお招きし、参加される皆様とともに釧路湿原やキタサンショウウオの保護の在り方について改めて考えてみたいと思います。

[日時] 7月3日(日)13:30~16:00

[場所] 釧路市立博物館 講堂(釧路市春湖台1-7)
※Zoomからもシンポジウムへ参加することが可能です。

[定員] 50名(申込み先着順)

[参加費] 無料

[内容]
○基調講演(約40分)
「アジアのサンショウウオの種多様性と保全への取り組み」
アジア各地に生息するサンショウウオ類の生態や魅力、遺伝的多様性の大切さ、各地の保護の取り組みについて西川氏の研究成果を交えて紹介します。
・講師:京都大学大学院地球環境学堂 准教授 西川完途 博士
○基調講演(約20分)
「キタサンショウウオの生態と保護の現状」
キタサンショウウオの生態と保護の現状について紹介します。
・講師:NPO法人環境把握推進ネットワーク-PEG 代表 照井滋晴
○事例報告(約15分)
「釧路市のキタサンショウウオ保護の取り組み」
釧路市で取り組んでいる調査研究や保護の取り組みについてご紹介します。
・報告:釧路市立博物館 学芸員 野本和宏
○質疑応答(約10分)
○パネルディスカッション(約30分)
「キタサンショウウオや湿原をどのように保護したらよいのか?」

[申込み方法] 釧路市立博物館HPのメールフォーム、または電話( 0154-41-5809 )にて申込みの受付を行います。
※Zoomでの参加希望の方は、メールの件名か内容の欄へ「Zoom希望」とご記入ください。

[問い合わせ先] 釧路市立博物館 TEL:0154-41-5809

[主催] 釧路市立博物館NPO法人環境把握推進ネットワーク-PEG

[共催] 釧路市立博物館友の会、釧路自然史研究会

☆詳しくはこちらをご覧ください↓
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/kikaku/2022/kitasan.html

日付

2022/07/03
期限切れ

時刻

1:30 PM - 4:00 PM
カテゴリー
PAGE TOP