【札幌・オンライン】第23回「野生生物と交通」研究発表会

「野生生物と交通」研究発表会は、「野生生物」の保全と「交通」の安全等に関する情報交換の場として、2002年より開催しており、今回が第23回目となりました。

人間の社会、経済活動の拡大に伴い、自動車、鉄道、飛行機、船舶等の交通技術は飛躍的に進歩しています。その一方で、野生生物と人間活動との接触機会が増え、結果として様々な影響が顕在化していることも事実です。

エゾシカと自動車、鳥類と飛行機の衝突事故などはその例であり、野生生物保護と交通安全の両面の課題になっています。加えて、外来生物による生態系への影響が懸念され、緑化活動においても極力自生種を導入するなどが求められています。

北海道においては、エゾシカのロードキル件数が増え続けるとともに、その発生地域も拡大しています。また、ヒグマの市街地への出没も顕著に増加しており、野生生物と人間の距離がますます近くなっていることが感じられます。

野生生物と交通に関わる諸問題は、異分野にまたがる学際的な研究テーマでありながら、その情報交換の機会が極めて少ないのが現状です。
貴重なこの機会に、多く方々にご参加いただき、活発な情報交換の場としてご活用くださいますようお願い申し上げます。

[日時] 2024年2月28日(水)10:30~18:00

[場所] 会場 + オンライン のハイブリッド開催
▸ 会場:札幌市民交流プラザ クリエイティブスタジオ(札幌市中央区北1条西1丁目 札幌創世スクエア3階)
 https://www.sapporo-community-plaza.jp/
▸ オンライン:Zoomによる同時配信(聴講のみ)

[定員] 会場:200名 / オンライン:定員なし
※いずれも要事前申込みとなります。

[参加費] 無料

[プログラム]
10:30 開場(Zoom開始)
10:40~11:40 特別講演
       「ロードキル問題とワイルドライフマネジメント」
        講師:塚田 英晴 氏(麻布大学)
11:40~11:50 パネル展示PRタイム
       ・IoT自動撮影カメラとAI搭載クラウド(㈱ハイク)
       ・害獣侵入防止装置「わたれません」「わたれませんLIGHT」(㈱赤城商会)
       ・遊びで学ぶ野生動物の世界『食って食われて』(帯広畜産大学 野生生物保全管理技術養成事業)
       ・シーニックバイウェイすごろく((一社)北海道開発技術センター)
11:50~12:40 休憩(昼食)
12:40~14:00 第1分科会「緑化・保全」(4編発表)
       ①道道奥尻島線における樹林化へ向けた法面緑化の取組(続報)
       ②獣害と生物多様性保全を考慮した法面緑化事例
       ③グロースティックを用いたカゴ罠によるエゾサンショウウオ幼生の捕獲効率の向上
       ④林業とヒグマの共存を目指して苫小牧市植苗ノーザンレーシング社有林での試み
14:00~14:10 休憩
14:10~15:10 第2分科会「道路構造物」(3編発表)
       ①道路法面におけるシカによる落石対策に向け -国道274号日勝峠での事例-
       ②人と動物が利用するオーバーパスの事例紹介
       ③エゾシカの事故対策に向けたフェンス設置による費用対効果分析 -北海道国道44号を対象として-
15:10~15:30 休憩
15:30~16:30 第3分科会「鳥類」(3編発表)
       ①道北地方の道路防災事業におけるチュウヒ、オジロワシの工事前~供用後の生息状況と保全対策の紹介
       ②高周波を用いたバードストライク、農業被害の抑止効果と課題
       ③北海道十勝地方におけるオジロワシの現状
16:30~16:40 休憩
16:40~18:00 第4分科会「ロードキル」(4編発表)
       ①視線追跡技術を使用した野生動物との事故に対する運転者のリスク認識
       ②鳥取県東部におけるロードキル発生状況と生態的要因に関する考察
       ③路肩の除草はロードキルを抑制できるか -シカと車両の挙動からの検証-
       ④西表島における希少野生生物のロードキルに関する基礎的検討
18:00 閉会
※終了後、「DAFNE」にて懇親会も開催します。(定員:50名(要事前申込み)、参加費:5,000円)

[申込み方法] 2月26日(金)までに、Webの申込みフォーム(http://www.wildlife-traffic.jp/symposium/entry/)からお申込みください。

[問い合わせ先] 事務局:(一社)北海道開発技術センター内「野生生物と交通」係
〒001-0011 札幌市北区北11条西2丁目2-1 セントラル札幌北ビル
TEL:011-738-3363
FAX:011-738-1889
E-mail:wildlife@decnet.or.jp

[主催] (一社)北海道開発技術センター

[共催] (一社)エゾシカ協会、(公財)北海道環境財団、アニマルパスウェイ研究会、(一社)アニマルパスウェイと野生生物の会、道路生態研究会、(一社)シーニックバイウェイ支援センター

[協力] エコ・ネットワーク

🌟詳しくはこちらをご覧ください↓
http://www.wildlife-traffic.jp/

日付

2024/02/28
期限切れ

時刻

10:30 AM - 6:00 PM
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