【オンライン】公開シンポジウム 創立50周年特別講演「国立環境研究所の軌跡と展望 ~公害、環境、そして…~」


国立環境研究所 は地球環境保全、公害の防止、自然環境の保護および整備その他の環境の保全に関する調査および研究を行うため、気候変動、資源循環、自然共生、安全確保、地域共創、社会、適応、災害環境など様々な分野での研究を行っています。

その歴史は古く、1974年3月に国立公害研究所として設立され、2024年3月15日に創立50周年を迎えました。

これを記念し、今回の公開シンポジウムでは、環境研究の重要性を広く社会に伝え、今後も研究所が果たすべき役割を確認する機会とするため、「国立環境研究所の軌跡と展望 ~公害、環境、そして…~」と題して、過去50年にわたる国立環境研究所の活動、そして未来に向けた環境問題への取組など、国立環境研究所の役割と貢献について振り返ります。

[日時] 6月12日(水)14:00~16:45

[場所] オンライン(Zoomウェビナー)

[参加費] 無料(要事前申込み)

[プログラム]
14:00 開演
14:05 開会挨拶
    国立環境研究所 理事長 木本 昌秀
14:15 講演1「人と自然の調和を目指して ~環境科学を切り拓いた50年~」
    地球環境戦略研究機関 参与 西岡 秀三
14:55 講演2「ヒトと生き物の安全・安心のために」
    国立環境研究所 環境リスク・健康領域 領域長 山本 裕史
15:20 講演3「地球環境研究のこれまでとこれから ~新たな研究のあり方~」
    国立環境研究所 地球システム領域 副領域長 谷本 浩志
15:45 閉会挨拶
    国立環境研究所 理事 森口 祐一

[講演内容]

○講演1
「人と自然の調和を目指して ~環境科学を切り拓いた50年~」
▸ 地球環境戦略研究機関 参与 西岡 秀三
1970年代から大きな社会問題となった公害は、さらに広く自然と人間の干渉としての環境問題に発展し、地球規模に広がって今や人類の持続可能性が脅かされています。国立環境研究所はこの50年、急速で不確実な環境の変化と並走する形で、研究組織を整備し研究力を充実させ解決に向けた科学的知見を社会と政策に届けてきました。気候変動にみられるように、地球環境が破滅的状況に向かいそうな今、研究者にはあらたな挑戦が待っています。

○講演2
「ヒトと生き物の安全・安心のために」
▸ 国立環境研究所 環境リスク・健康領域 領域長 山本 裕史
環境問題の原点とされる化学物質のヒトや野生生物への影響については、対応が非常に難しくなっています。1970年代頃までの公害問題と比較して、環境ホルモンや医薬品、近年はPFASやプラスチックなど非常に複雑な発生源、組成、物理化学的性質のものが対象になっているからです。健康で心豊かな暮らしやネイチャーポジティブ(自然再興)などの実現が求められる中で、それぞれの課題を整理するとともに、今後の方向性・展望について紹介します。

○講演3
「地球環境研究のこれまでとこれから ~新たな研究のあり方~」
▸ 国立環境研究所 地球システム領域 副領域長 谷本 浩志
私たちはこれまで独自性の高い観測・シミュレーション技術を開発し展開・拡充することで、光化学スモッグ、酸性雨、オゾンホール等の地球環境問題の科学的理解を進展させ、国内外の環境政策に貢献してきました。現在、地球規模の気候変動と大気汚染は対策が急務である一方、ますます複雑化しています。対策の鍵である原因物質の排出量把握に関する最新の研究成果と政策貢献を例に、様々な連携・協働による持続可能な地球社会の実現に向けた新たな研究のあり方を議論します。

[申込み方法] Webの申込みフォームよりお申込みください↓
https://www.nies.go.jp/event/sympo/2024/index.html#tab2

[問い合わせ先] 国立環境研究所 公開シンポジウム2024事務局
E-mail:koukai2024_jimu(末尾に @nies.go.jp をつけて送信ください)

[主催] 国立研究開発法人 国立環境研究所

🌟詳しくはこちらをご覧ください↓
https://www.nies.go.jp/event/sympo/2024/

日付

2024/06/12
期限切れ

時刻

2:00 PM - 4:45 PM
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