【札幌・オンライン】フォーラム「気候変動が変える、生きものと私たちのくらし」
生きものと同じ地球にすむ人間として、また動物を飼育する立場である人間として、地球温暖化を抑制するためにできることとは...?気候変動の観点から、野生動物への影響や飼育動物の環境づくりについて、専門家からお話を伺います。
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● 司会:吉田 剛司(NPO法人EnVision環境保全事務所)
●「地球温暖化と生物多様性異変〜人類は生き残れるのか?」
・講師:五箇 公一 氏(国立研究開発法人国立環境研究所 生物多様性領域 生体リスク評価・対策研究室 室長)
近年、大雨や巨大台風、異常寒波などの異常気象が、頻繁にニュースなどで取り上げられるようになりました。
年を追うごと各地で脅威が増していることに戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
生活の中でも感じる気温の上昇は、人間だけではなく、多くの生物にも影響を与えており、生息地環境の改変によって、希少な種を絶滅の危機に追い込んでいます。
異常気象の原因とされる気候変動(特に地球温暖化)が加速している要因は何なのか、そして私たちが目指すべき自然共生社会とは?様々な科学的データに基づきお話ししていただきます。
●「飼育動物のための、快適な気候デザイン」
・講師:本田 直也 氏(野生生物生息域外保全センター 代表理事/本田ハビタットデザイン(株)代表取締役/円山動物園 客員教授)
野生動物の飼育は、その種が本来暮らす生息地の気候を、異なる土地でどうデザインするかが重要です。
飼育技術者は、鳥の目で地球環境を俯瞰しつつも、虫の視点で、飼育環境をデザインします。
その飼育環境は小さな人工的な「微気候」ですが、その微気候は、その土地の周辺環境、地域環境、さらに都市環境、そして地球環境と入れ子構造になっており、常に外側からの気候変動の影響を受けるのです。
特に近年の夏季の高温は、動物園の飼育動物にとっても過酷な状況です。
それらを解決するには、まずは周辺環境の気候をコントロールしなくてはなりません。
具体的には、土地固有の地形を読み、建築、植栽、水場などを利用し、心地よい快適な熱環境に配慮します、これがサーマルランドスケープデザインです。
今回は、飼育環境デザインの観点から、気候と動物の関係についてお話したいと思います。
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[日時] 9月28日(土)13:30~16:00
[場所] 会場参加、またはオンライン参加
▸ 会場:TKP札幌ビジネスセンター 赤れんが前(札幌市中央区北4条西6丁目1 毎日札幌会館5階)
▸ オンライン:参加申込みいただいた方に、後日アクセス方法等をご案内します。
[定員] 会場:100名 / オンライン:100名 ※いずれも申込み先着順
[参加費] 無料
[申込み方法] 9月10日(火)までに、Webの参加申込みフォームよりお申込みください↓
https://www.city.sapporo.jp/kankyo/biodiversity/event/r6exhibition_workshop_app2.html
[問い合わせ先] 札幌市環境局 環境都市推進部 環境共生担当課 TEL:011-211-2879
[主催] 札幌市環境局 環境都市推進部
[共催] 札幌市円山動物園
[事務局] NPO法人EnVision環境保全事務所
☆詳しくはこちらをご覧ください↓
https://www.city.sapporo.jp/kankyo/biodiversity/event/r6exhibition_kikouhendo.html