【オンライン】セミナー「ベトナムの森林・林業政策と日本の木質バイオマス発電」
再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)により、日本で急速に拡大した木質バイオマス発電ですが、主要な燃料である木質ペレットの輸入元第一位となっている国がベトナムです。
ベトナムの森林被覆率は、ベトナム戦争とその復興需要などで大きく低下した後、政府主導の「植林プログラム」により急速に回復しました。そのほとんどが、外来種であるアカシアの植林であるとされています。
今年の4月、地球・人間環境フォーラム でベトナムの森林とペレット生産地域の視察を実施した際には、アカシアの単一・短伐期植林を繰り返すことによる問題(病害の発生、土壌養分の不足、それによる施肥量の増加等)や、現地特有の木材のサプライチェーンにより合法性・トレーサビリティの確認が困難な状況が垣間見えました。
本セミナーでは、現地で森林政策・管理支援プロジェクトに携わる専門家に同国の森林の状況やペレット産業を含む木材産業の構造について解説いただきます。
視察を実施した当団体職員からの報告と合わせて、日本が輸入するベトナム産木質ペレットの課題について考えます。
[日時] 8月29日(木)16:00~17:30(開場 15:55)
[場所] オンライン(Zoomウェビナー)
[参加費] 無料
[プログラム]
▸ 「ベトナムの森林・林業の概況」
高橋 漠 氏(JICA ベトナム国持続的自然資源管理強化プロジェクトフェーズ2チーフアドバイザー)
▸ 「ベトナム産木質ペレットの環境・社会問題」
飯沼 佐代子、鈴嶋 克太(地球・人間環境フォーラム)
▸ 質疑応答
[申込み方法] 以下URLの申込みフォームよりお申込みください↓
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_7gwVl5NhRyChWq_mO3waWQ
[問い合わせ先] 地球・人間環境フォーラム(担当:鈴嶋、飯沼)
E-mail:event@gef.or.jp(@を半角に換えて送信ください)
[主催] (一財)地球・人間環境フォーラム
[協力] メコン・ウォッチ、ウータン・森と生活を考える会、バイオマス産業社会ネットワーク、熱帯林行動ネットワーク
💡詳しくはこちらをご覧ください↓
https://www.gef.or.jp/news/event/240829vietnam_forest_biomass/