【札幌】気候変動・生物多様性タウンミーティング in 円山動物園:第3回「ゴマフアザラシ・ワシ類編 ~気候変動と北海道の野生生物~」
地球の長い歴史の中で、動物たちの生息環境は今、大きな変化に直面しています。それは遠い外国のできごとだけではなく、私たちの暮らす北海道も例外ではありません。その要因は、主に自然と人間の距離や関係性の変化によるものですが、そこには気候変動問題がさまざまに関わっています。
この連続企画では、動物園で暮らす動物たちがどのような変化にさらされ、そこで何が起きているのかとともに、私たちの日々の暮らしとのつながりを考えていきます。そこから、私たちがこれから世紀を越えて取り組まなければならない気候変動対策や自然再興にどう関わっていくのか、専門家とともに学び対話していきます。
私たちの暮らす北海道でも、気候変動が動物たちの生息状況を様々に変化させています。そこでは、悪い影響だけではなく良い影響もあり、気候変動対策自体が動物に影響を及ぼすなどその因果関係・構造はとても複雑です。
第3回では、北海道で身近なゴマフアザラシとワシ類をテーマに、それらを取り巻くさまざまな問題を見ていきます。そこから、今後数十年間に予想される海洋環境の変化や私たちが備えるべきこと、そして気候変動対策と生物多様性保全を両立する未来について考えていきます。
※ 1時間程度の園内ガイドツアー(徒歩)を含みます。天候に応じて歩きやすい服装でご参加ください。
[日時] 11月23日(土)13:00~16:00
[場所] 札幌市円山動物園 科学館ホール(札幌市中央区宮ヶ丘3番地1(正門入って左側の建物))
https://www.city.sapporo.jp/zoo/
[定員] 25名(申込み先着順)
[参加費] 無料(別途、動物園の入園料がかかります)
[内容(予定)]
① 園内ガイドウォーク:猛禽舎、ホッキョクグマ館
② ゲストトーク・ワークショップ
▸ 小林 万里さん(東京農業大学生物産業学部海洋水産学科 教授)
愛知県出身。北海道と野生動物に憧れ、北海道大学へ入学。
北海道大学獣医学部出身、博士はウミガメ(タイマイ)の研究で取得し、海の研究の難しさを痛感、その後は、海と北海道に関連するアザラシ(ゴマフアザラシやゼニガタアザラシ等)の研究に従事。現職、東京農業大学生物産業学部海洋水産学科教授。
「日本の哺乳類③」や「鰭脚類」などを分担執筆。
▸ 菊池 晏那さん(札幌市円山動物園)
宮城県出身。2019年に円山動物園の動物専門員として採用され、猛禽類を担当。
鷹匠の技術を用いてオオワシの野生復帰技術の開発を目指す「オオワシ・プログラム」や猛禽類のフリーフライトにも携わっている。現在は猛禽類とアカハナグマを担当。
▸ 長谷川 理さん(NPO法人EnVision環境保全事務所)
神戸市出身。北海道大学大学院地球環境科学研究科博士課程修了・博士(地球環境科学)。
鳥類を中心に、希少種から外来生物まで様々な野生動物の調査研究や保全活動に従事。道内各地でトークイベントや市民フォーラムなどの普及啓発活動を企画・開催する。2021年よりEPO北海道の運営協議会委員。
③ 参加者意見交換
▸ ファシリテーター:佐竹 輝洋さん(札幌市円山動物園)
[申込み方法] 11月20日(水)までに、Webの申込みフォームよりお申込みください。
▸ 申込みフォーム⇒ https://www.city.sapporo.jp/zoo/04event/r6/0611town-meeting.html
[問い合わせ先]
▸ 札幌市円山動物園(担当:佐竹) TEL:011-621-1426
▸ 北海道地方ESD活動支援センター(担当:久保田) TEL:011-596-0921
[主催] 札幌市円山動物園、環境省北海道環境パートナーシップオフィス(北海道地方ESD活動支援センター)
[協力] NPO法人EnVision環境保全事務所