【東京・オンライン】第40回ニッセイ財団 環境問題助成研究ワークショップ「災害に強い森里海まちづくり -津波被災地での実践から-」
日本の地方集落は軒並み人口減少・少子高齢化が進行しており、利用されない土地も増加しつつあります。そして、気候変動によって風水害が激甚化しており、地方集落の存続が危ぶまれています。
2011年の東日本大震災では三陸沿岸を大津波が襲い、沿岸集落と沿岸生態系は壊滅しました。被災地の1つである気仙沼市舞根地区の人々は、森川里海が調和した地域づくりを目指すこととしました。そのきっかけは、研究者グループが黙々と水域の生物環境をモニタリングし続けたことで、地区の人々が生態系の力強い回復や新たな生態系の形成を折に触れて知れたことにありました。
本ワークショップでは、舞根地区の住民、市役所、研究者などの13年間の協働を振り返って森里海まちづくりが成功した秘訣を探り、今後の災害からの集落復興に対してヒントを示したいと思います。
[日時] 12月14日(土)13:00~17:30(受付開始 12:00)
[場所] ハイブリッド開催(会場/オンライン)
▸ 会場:東京大学 弥生講堂 セイホクギャラリー https://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/annex/
▸ オンライン:Zoomウェビナー
[定員] 会場:80名(申込み先着順)
[参加費] 無料
[プログラム]
▸ 開会挨拶
▸ 趣旨説明
▸ 第1部:津波からの沿岸性生態系の回復と集落再建(13:10~14:35)
「住民の意思決定を支えた生物環境調査」
東京都立大学 都市環境学部 教授 横山 勝英
「海の魚はどう回復したか」
京都大学 フィールド科学教育研究センター 教授 益田 玲爾
「地下水の流れを知る」
福井県立大学 海洋生物資源学部 教授 杉本 亮
「防潮堤とまちづくりの葛藤」
東洋大学 社会学部 教授 長津 一史
▸ 第2部:塩性湿地の創出と森里海まちづくり(14:50~16:05)
「湿地と河口域の魚類・甲殻類は何を示したか」
京都大学大学院 農学研究科 助教 中山 耕至
「汽水域の魚の動きを環境DNAで読み解く」
東北大学大学院 農学研究科 助教 村上 弘章
「塩性湿地の保全・創出をめぐる地域の紆余曲折と今後」
NPO法人森は海の恋人 副理事長 畠山 信
▸ 第3部:討論「地方集落の災害からの復興で必要なこと」(16:05~17:15)
「研究メンバーの経験とコメント」
東京大学大学院 農学生命科学研究科 教授 山本 光夫
東京経済大学 コミュニケーション学部 准教授 松永 智子
「研究者の地域へのかかわり方」
東京都立大学 都市環境学部 教授 横山 勝英
「能登震災復興へのヒント」
京都大学 名誉教授 田中 克
▸ 閉会挨拶
[申込み方法] 12月10日(火)までに、Webの参加申込みフォーム(https://forms.gle/c4aSN85rJC8x2GkG8)にアクセスし、必要事項をご記入ください。
後日、事務局より参加方法のご案内を送付いたします。
[問い合わせ先] 事務局:東京都立大学 都市基盤環境学科(担当:舛崎) E-mail:masuzaki-yumiko@jmj.tmu.ac.jp
[主催] (公財)日本生命財団「舞根森里海研究グループ」
[後援] 気仙沼市、(公財)ニッセイ緑の財団
💡詳しくはこちらをご覧ください↓
https://www.nihonseimei-zaidan.or.jp/kankyo/04.html