TCFDに沿った気候リスク・機会のシナリオ分析支援事業参加企業募集について(締切 7/13)
環境省では、今般、2050年カーボンニュートラルに向けた気候関連リスク・機会を経営戦略に織り込む取組を促進するため、TCFD提言に沿った気候リスク・機会のシナリオ分析支援事業に参加する企業の募集を開始しましたので、お知らせいたします。
1.支援対象企業の募集について
支援内容:TCFD提言に沿った気候リスク・機会のシナリオ分析の実施支援
- 応募企業を対象とした合同説明会の開催
- 採択企業のみを対象とした個別面談
対象企業:TCFD提言に沿った気候リスク・機会のシナリオ分析について、1.5℃シナリオを用いた分析の実施
経験がない企業で、分析の実施を検討している企業(採択企業は7社程度を予定)
応募条件:「公募正式書類」(資料3)を御確認ください
募集期間:令和3年6月17日(木)~7月13日(火)
資料はこちらを御覧ください。
・(資料1)公募概要
・(資料2)TCFD概要資料
・(資料3)公募正式書類
・(資料4)応募申請書
2.応募手続及び問合せ先について
応募を希望する企業は、「応募申請書」(資料4)に必要事項を記入の上、7月13日(火)までに下記の提出先へ電子メールにて御提出ください。
※郵送での応募申請書提出は受け付けておりません。
本事業に関する問合せ先:
デロイトトーマツコンサルティング合同会社
TCFD提言に沿った気候リスク・機会のシナリオ分析支援事業事務局宛
E-Mail: scplan@tohmatsu.co.jp
3.事業実施の趣旨・背景について
2020年10月、菅総理大臣が2050年カーボンニュートラルを目指すことを宣言し、日本においても脱炭素の動きが加速しています。企業が気候変動のリスク・機会を認識し対策に取り組むことは、ESG投融資を行う機関投資家・金融機関からも重要視されており、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言においても、その重要性に言及されています。このように、企業が経営戦略に気候変動を始めとする環境要素を織り込み、脱炭素化を目指すことは、資金調達等にも関わる重要な課題となっています。
本事業は、TCFDに沿った気候変動のリスク・機会を経営に織り込んだ脱炭素経営を促進させるため、TCFDに沿った気候変動リスク・機会のシナリオ分析の実施を支援するものです。とりわけ、2050年カーボンニュートラル宣言等の国内外の動向を踏まえ、1.5℃シナリオを含む現実に即したシナリオ分析と、シナリオ分析結果に紐づく革新的技術開発等のイノベーションやトランジションのパス、さらには対応策の検討を支援します。多様な業種へのこうした支援を通じてシナリオ分析の高度化を図り、シナリオ分析の方法論や実施事例を取りまとめた実践ガイド(※)の改訂も予定しています。
(※)「TCFDを活用した経営戦略立案のススメ ~気候関連リスク・機会を織り込むシナリオ分析実践ガイド ver3.0~」
4.関連Webページ、資料
・TCFD
https://www.fsb-tcfd.org/
・TCFDコンソーシアム
https://tcfd-consortium.jp/
・気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD) 環境省WEBページ
http://www.env.go.jp/policy/tcfd.html
・「TCFDを活用した経営戦略立案のススメ~気候関連リスク・機会を織り込むシナリオ分析実践ガイドver3.0~」
http://www.env.go.jp/policy/policy/tcfd/TCFDguide_ver3_0_J_2.pdf
連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8249
課長 小笠原 靖 (内線 6736)
課長補佐 岸 雅明 (内線 6721)
係長 金澤 晃汰 (内線 6790)
担当 神谷 慶 (内線 7733)