【お知らせ】 平成31年度(令和元年度)家庭部門のCO2排出実態統計調査の結 果(確報値)について
環境省では、家庭部門の詳細なCO2排出実態等を把握し、地球温暖化対策の企画・
立案に資する基礎資料を得ることを目的に、平成29年度から「家庭部門のCO2排 出実態統計調査」を本格調査として実施しています。 今般、確報値としては、3回目となる平成31年度(令和元年度)調査の結果を取 りまとめました。 この調査は、各世帯の世帯構成、住宅の建て方、電気、ガス等のエネルギー消費 量や家電製品別の使用状況等、延べ496項目にわたって詳細に調査しています。 調査結果の1つである世帯あたりの年間CO2排出量は、2.72 t-CO2であり、前年度 から6.2%減少しました。この要因を分析すると、電気のCO2排出係数の改善や省 エネの進展等が挙げられます。 [調査の概要について] ○調査の名称:家庭部門のCO2排出実態統計調査 ○調査方法:住民基本台帳からの無作為抽出と、インターネット調査モニターから の選定(有意抽出)の2つの方法によって調査対象世帯を選定 ○調査対象:全国10地方の店舗等併用住宅以外の住宅に住む主世帯 ○調査対象期間:平成31年4月~令和2年3月 ○調査世帯数:13,000世帯 ○集計世帯数:9,660世帯(有効回答率:74.3%) ○調査・推計事項:次に掲げる事項等を調査(CO2排出量については調査により 得られた結果等を利用して推計) (1)月別のCO2排出量を推計するためのエネルギー使用量等について (2)太陽光発電について (3)世帯について (4)住宅について (5)家電製品等について (6)給湯について (7)コンロ・調理について (8)車両について (9)暖房機器について [調査の特長について] 従来の調査・統計においては、家庭におけるCO2排出量 やエネルギー消費量とその説明要因(居住人数や住宅の建て方、保有する機器等) が別々に把握されていました。 本調査により、家庭からのCO2排出量やエネルギー消費量の把握に加え、その説 明要因(世帯状況、住宅状況、機器の保有・使用状況等)や冷房・暖房の設定温 度、省エネ行動の実施状況等を一体的に把握することで、家庭におけるCO2の排 出実態を精緻に把握することが可能になります。 [今後の活用について] 本調査については、継続して調査を実施することでデー タを蓄積し、以下のような活用を検討しています。 ○「COOL CHOICE」をはじめとする家庭部門の地球温暖化対策の企画・立案 ○日本の温室効果ガス排出量の算定方法及び増減要因分析の精緻化 [問い合わせ先] 環境省地球環境局 総務課 脱炭素社会移行推進室(担当:権田) TEL(代表):03-3581-3351 TEL(直通):03-5521-8244 ☆詳しくはこちらをご覧ください↓ URL:http://www.env.go.jp/press/109368.html