【お知らせ】「持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き」の公表について
環境省では、近年の自然災害の激化等を踏まえ、生態系が持つ多面的機能を防災・減災に活用する考え方であるEco-DRR(Ecosystem-based Disaster RiskReduction)について、現場での実装を支援するために、「持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き」を作成しました。
■ 「持続可能な地域づくりのための生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)の手引き」の主な内容
Eco-DRRを推進するにあたって、そのポテンシャルがあると考えられる場所を可視化する「生態系保全・再生ポテンシャルマップ」の作成方法や活用方法を示したものです。
生態系の保全・再生を図ることによって、生物多様性の保全だけではなく、防災・減災にも寄与すると考えられる具体的な場所を可視化することで、Eco-DRRに関する施策の検討や合意形成を図るための基礎資料として活用されることが期待されます。
■ 「生態系保全・再生ポテンシャルマップ」の作成に必要な全国規模の基礎情報の公開
「生態系保全・再生ポテンシャルマップ」は、既存の土地利用や生態系の分布に関する情報をGIS(地理情報システム)を用いた地理空間情報の重ね合わせによって作成することを想定しています。今般、湿地環境を主たる対象とした生態系保全・再生ポテンシャルマップの作成に必要な基礎情報として、以下①~⑤の指標による全国規模の評価結果をベースマップとして公表しました。
「環境アセスメントデータベースEADAS(イーダス)」では地図上で表示したデータを、また、環境省自然環境局生物多様性センターのWebサイトでは、GISデータとしてダウンロード可能なデータを掲載しています。
▸ 環境省「環境アセスメントデータベースEADAS(イーダス)」
https://www2.env.go.jp/eiadb/ebidbs
▸ 環境省自然環境局 生物多様性センターHP
https://www.biodic.go.jp/Eco-DRR/index.html
[問い合わせ先] 環境省自然環境局 自然環境計画課 生物多様性戦略推進室(担当:石井)
TEL(代表):03-3581-3351
TEL(直通):03-5521-8273
★詳しくはこちらをご覧ください↓
https://www.env.go.jp/press/press_01389.html