~ホッキョクグマ共同研究講演会~ 日本とカナダによるホッキョクグマの研究協力
円山動物園とカナダマニトバ州のアシニボインパーク動物園は、12/1に気候変動に関する覚書を結びました。これを記念し、期間限定のホッキョクグマのバーチャルシンポジウム(WEB版研究講演会)を企画いたしました。
気候変動がホッキョクグマなどの野生動物に及ばす深刻な影響について、様々な視点での研究成果を動画にて紹介しています。
ホッキョクグマ研究は、世界の自然環境の研究者の憧れでもあります。
国際学会などに参加しないと聴講できない遺伝的な研究、野生個体の識別方法、人間社会との軋轢、難しい極寒での野外調査など、カナダ北部での最前線の研究について、プレゼンテーション動画を掲載しています。
貴重な機会になりますので、ぜひご視聴ください。
【URL】https://wildlife-nature.sakura.ne.jp/wl02/
【公開期間】2021年12月1日~2022年3月末(予定)
【運営】札幌市円山動物園・特定非営利活動法人EnVIsion環境保全事務所・Conservation Dimensions Inc.
【発表者/タイトル】
1.Leslie Goodman(マニトバ大学 )
:カナダの北極圏における気候変動:海氷と永久凍土への影響
2.Tricia Fry(ウィスコンシン大学)
:気候変動のなかでのホッキョクグマの健康状態の評価
3.Jane Waterman(マニトバ大学)
:非侵略的な北極圏縁部でのホッキョクグマの調査方法
4.Stephen Petersen(アシニボインパーク動物園)
:北カナダでの気候変動とホッキョクグマと関連する野生動物の科学
5.Martyn Obbard(オンタリオ州自然資源省 元職員)
:北カナダでの28年間のホッキョクグマの研究
6.Douglas Clarke(サスカチェワン大学)
:学際的な研究によるホッキョクグマと人間の軋轢に関する調査
7.Danielle Rivet(サスカチェワン大学)
:ホッキョクグマのモニタリング:管理と保全のための移動要因と個体数統計
8.Markus Dyck(ヌナブト準州環境庁)
:2014-2016年のマクリントック海峡におけるホッキョクグマの遺伝生検調査の結果
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